2010年9月29日水曜日

豊かさが奪っていった物

朝から水道の復旧にかかろうと思ったが、順一のお疲れ具合を見て午前中は寝てもらった。
午後は、水道復旧時に持っていく資材を切ったり、道しるべを作ったり。
この際、冬に凍結して水漏れしていた水道管も自分達で補修してみることにした。

もう一週間、蛇口をひねったらさっと水が出てくる生活から遠ざかっている。
水が必要な時は、誰かのお家にもらいに行ったり、重いかごを抱えて家の前の小川で食器を洗ったり洗濯したり。時々かえるとかカワニナとか落ち葉とか流れてくるので、潔癖症の人には耐えられないかもしれないが、私は塩素臭のする水より体にいいと思っている。塩素で消毒したからと言って微量な重金属まで除去できるわけではないし・・・・、雑菌を体に取り込むことで抵抗力も育つだろう。笑

手間は掛かるが、冬ではないのでお風呂以外に特に支障もない。
もう2,3日復旧が遅れたからといって特に不満は無い。

茶碗を洗いながら、昔の人はこんなことから忍耐とか知恵とかを学び取ったのだろうなと思った。
確かに手間がかかる。だからきっと食器もそんなに汚さなかっただろうし、水も大切にしただろう。
流れてくる水の具合で、上流の様子を推測し、何か異変が起こっていないか察知する。
常に頭を使い、自然からのメッセージから何か特別なものを感じる能力も高かったことだろう。

誰かが掲示板で書いていたが、今年は昆虫がとても低く巣を作っているそうだ。
その人はすごい大きな台風が来るのではないかと心配していた。
人間で春先にこんなこと推測して、農作業の準備やもろもろの暮らしを組み立てた人がいただろうか?

自国の経済が信じられないといって、自分の資産は全て金に投資していると自慢げに言った人がいた。
あらゆる金融体制は、金本位制から出発していると確か昔習った。笑 
ということは、今の金融体制そのものの価値観が崩れたとき、金に投資したからといって暮らしに困らないとは私には思えないのですが。
それに今はレアメタルのほうがもしかしたら金より貴重かも知れない。笑

豊かさの中で、考えることを忘れ、知恵を失い、みんな短気になり、地球は滅亡に向ってる。
[豊かさと幸せとは違う] こんな当たり前のことに早く気づかないと。

私は、土地を持ち、食べるものを育てたり、見つけたりする知恵を学び、そんな知恵を授けてくれる人や生きる勇気を与えてくれる人とのつながりを大事にして経済の崩壊に備えているところです。

そして今回の水事件で、五右衛門風呂を早く作らなくては~と思いました。笑

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