2010年9月14日火曜日

う~寒!

12日、13日と冷たい雨がふり、凌ぎやすいを通りこして、今朝は寒かったです。

突然今日から秋モード。朝方パルに「う~、お日様あったかいね。」と思わず声をかけてしまいました。

昼間は、麦や菜種を虫干ししたり、明日からのボランティアの受入の準備をしたり。バタバタしてました。

朝夕は寒くても、昼間は結構温度が上がってくれたので、お陰で稲の生育は順調なようです。
このまま収穫まで、無事に行きますように。

先日、屋久島の山尾三省記念会から、今年のオリオン三星賞応募作品を収めた冊子を送っていただいた。

詩人であった三省さんを偲び、屋久島の若い人たちに詩に親しんでもらおうと企画された賞である。
今年で5回目になる。屋久島の小・中・高校生のほとんどが参加している。

自分の若い頃を思い出しても、詩で自分を表現しろと言われても、全く文科系の才能が無く(理科系が得意と言うわけでなく、文科系に全く才能が無かったので、理科系に進んだ私です。笑)、そんな無理難題を言われても~という記憶しかない。
参加者の多くもたぶん私と同じかな~と思われるような、とにかく何か書けと言われたから書きました。という波動が伝わってくる作品が多いような(笑) 

でもそれはそれでいいのかも。
他の誰でもない自分が、振り返ればいいのだ。
あ~このころこんな詩を書いて出したんだ。恥ずかしい~。もっとましなもの書けなかったのか?とか、
本当はあの時とっても書きたかったことがあったんだけど、それは心の中にしまっておきたいから、とりあえずこれを書いたんだよな~とか、これまで生きてきた自分を愛する材料になる。

今年の冊子に載ってた三省さんの詩から

夕日

一日の畑仕事を終えて
妻とお茶を飲んでいると
右の後頭部が妙に明るかった
振り返ってみると
山の端に今や沈もうとしている太陽が
神の瞳のように明るく輝かしく そこにあるのだった
「ああ いい夕日だな」と私はつぶやいた
「そう いい夕日」と妻は答えた
明るく輝かしい夕日が沈んでいってから
妻は晩御飯の仕度にかかり
私は豚の餌をもらいに一湊(いっそう)の町へ下った
神よ
全ての農夫農婦の胸に
明るく輝かしい夕日が沈んでいきますよう
神よ
農業が愛されますよう
               山尾三省 詩集 「びろう葉帽子の下で」より



今日の夕日は思い出せないが、今朝の空は、どこまでも青く一つの曇りもなかった。
いつでも今朝のあの空のような心でいられますように。

ところで、小学校とか中学校を卒業する時に、よく卒業文集というのを作る。
実は私は小学校(たぶん、中学校じゃなかったはず~)の卒業文集に自分の作文が載っていない。
確かに書いた覚えはある。いやいやながら(笑) 
で先生が間違いありませんか~?とゲラを皆に回して確認されたことまでも覚えている。
その時なんと私の書いた作文は載っていなかった。
先生のすごい意地悪!と思ったかな~。
自分の記憶をさかのぼると、「先生 私の作文が載ってません。」と言うとかえって注目を浴びそうで嫌だったことと、自分の下手な作文が載っていなくて何だかほっとした気分と、そして自分が担任を務めるクラスの子供の名前すら確認しないで、ゲラをまわした先生に対しての反抗心もあって、結局何も言わなかった。
先生を試したのである。

結局そのまま文集は刷られ、卒業しても先生は何にも言ってくれなかった。

あの先生は、今でもご存命だろうか?
あの時は、とても複雑な思いを味わったけれど、今では先生を責める気持ちも無い。
これまで生きて来て、その時の先生の忙しさや心の疲れも何となく理解できるような気がする・・・。

でも、何も言わない子供が、感性が鈍いのではないし・・・・。
まあ、私の場合、あの時を思い出す度に、懐かしく振り返れるまで、心の成長ができたことがうれしい。

それにしても、このごろパルとモリーが毎晩吠えまくる。
ひどい時は深夜まで吠え続けている。
きっとイノシシが出没しているからだろう。

小心者のモリーはず~っと吠え続けているが、パルは途中でやめる 
「モリー 俺もう咽が痛いけんやめる。後は任したから。お休み~」って感じ 笑

番犬ご苦労さまです。

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