2010年9月12日日曜日

村の共同作業

毎年6月と9月に、県道から集落に通じる4キロほどの道の草刈りを集落の全戸でします。
一応市道なのですが、あまりにも小さい道ですし、そんな小さな道まで市の援助は行き届かないので、集落でやらざるえをえません。 市街地に通じる道はこの道一本しかないので、集落の生命線ともいえます。

住人も少ないし、皆の収入も少ないので、都会のようにお金で済ますと言うわけには行きません。
皆一所懸命です。生活そのものがかかっていますから。

集落の皆でこんなに大事にしている道なのに、行楽シーズンになると、域外から穴場とばかりにやってきて、離合場所に路上駐車されたり、楽しんだ後のごみを持ち帰らず捨てていく人達もいて、自分だけ良ければいいと言う行為に、心が寒くなります。
こんな人たちは、自然に癒された~と思って帰るかもしれませんが、本当の癒しとは何か深く考えることは無いのではないでしょうか?そして、すぐまたストレスがたまったと言って、森にやってきて同じ行為をくりかえすのだろうと悲しくなります。

作業が終わった後は、お昼ごはんを兼ねた飲み会になります。
あそこがこうだったから、来年はこうしないといけないとか、だれそれの刈り方が上手とか下手とか(笑)、刈り払い機の使い方、性能の比較とか・・・・。そして集落の懸案事項になっていることの意見を出し合ったり、娯楽と言う娯楽がありませんから、年に何回か村の衆で飲んで語る大事な時間です。
村の歴史やここに引っ越してきてから疑問に思っていたことも、こんな機会に知ることができます。

仕出しのお弁当をとってもいいのですが、何だかどこの味も似たりよったりで味気ないと言う思いと経費の節約のために、この何回かは私が手作りしています。
男衆11人分のお料理は、結構時間がかかりますが、村のみなさんとコミュニケーションが取れるいい機会だと思って取り組んでいます。

いつもは会社勤めの息子の替わりに80近いお父さんが役を務めたりすることもあるのですが、今回は皆現役世代の参加で、話も盛り上がりました。いつまでもこんな会がもてるといいですね~。

ここ何日か、気分が乗らなかったので、今日の料理の仕度も今朝方までかかってしました。
夕食が終わって、眠さと疲労にぐったりしてしばらく横になっていました。
眼が覚めたら、とっても長く眠っていたように感じたので、深夜かと思ったらまだ8時半でした。
久しぶりに「眠ったな~」という感じです。何かかえって悩んでいた事が良かったような、そんな感じでした。

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