2011年8月31日水曜日

下刈り最終日 カンボラのみなさん

今日は下刈り最終日。
菊池市内から、企業ボランティアの方が8名参加して下さいました。
タイトルは、森づくりボランティアに参加して下さった企業の皆さんということで
ボランティアガール、ボランティアボーイ、にまねてカンパニーボランティア略してカンボラです。笑
いつも外作業で、体力ばっちりの皆さんです。
作業もとてもはかどりました。

今日は県の緑化推進委員会から藤本さんにも安全指導のお手伝いをいただき、
集合、点呼、作業内容確認

佐渡さんから、下刈りの対象となる草木について説明
しっかり準備体操もして
さあ、開始です
人数が多いと作業もはかどりますし、
疲労度も低いような
遠景でも作業の様子が見られます。(下の写真をクリックしてもらうと拡大します)
今日は、ブルーシートのかかっている休憩小屋から上の緑の濃く残っている部分全面をします。
こういう風景を見ているとこちらも元気が出てきます。
お疲れさまです。
休憩も適宜とって
刃物研ぎも手慣れたものです。
経験値が違いますね。
ちょっと横ですが、いのち一番の森の中には、こんな水の生まれる場所もあって変化に富んでいるんですよ
さあ後もう少しです。
皆さん本当にありがとうございました。
お陰で2回目の下刈り、全面終えることができました。
どうか来年もよろしくお願いいたします。
そして今年の下刈りに参加してくださった皆さん、心からお礼申し上げます。

2011年8月30日火曜日

森Gメン

今日から再度佐渡さんがお手伝いに来て下さいました。
ありがとうございます。

森の仕事が終わって、皆で反省会。
飲んで終わりではありません。
今の森のこと、今の日本のこと、これからの森のこと、これからの日本のこと、
話はつきません。

森の仕事は地味な仕事です。
特に今やっている下刈りなど、「きつい仕事」という現実が先に立ち、一般の参加者特に若い人の参加は皆無です。
日常の仕事でも大変なのに、、、、。休みは家でゆっくりしたい。
だろうな〜。よくわかります。

昔は暮らしていくために、五体と五感を働かす機会がたくさんあったと思いますが、今はどうでしょう?このままのくらしで良いのでしょうか?

若い人に参加してほしい。でもどうやって?
簡単に解決策は見つけられないでしょうが、それでも親父たちは、未来のために今日の下刈りをします。
そういう親父たちのことを、「山ガール」「森ガール」に対抗して、「森G」(G はgrandpa、ガードマン、おじさんなどなどのG  笑)とでも呼びましょうか!
精霊トンボもロープで羽を休めながら、森G達の話に耳を傾けています。笑

2011年8月29日月曜日

キッサナーが来てくれたよ

今年の冬我が家にウーフしていた、タイのキッサナー
あれからタイに帰り、朝5時から昼2時まではガソリンスタンドで仕事、夕方4時から8時までは大学で看護助手になるための勉強をしています。

なんでも、我が家にステイしていた間に、自分の人生設計についていろいろ考えることがあったらしく、そのために今のような勉強をしているそうです。

看護婦さんのまた助手のような仕事だそうですが、一年頑張って勉強し、卒業後大学病院での職を得ることができれば、人の役に立つこともでき、生活も随分安定してくるようです。

そんな忙しい合間を縫って、キッサナーが来日してくれました。

実は朝から森の下刈りをするはずだったのですが、前日球磨川でラフティングを楽しんだ際に肩を強く打ったみたいで、左肩があがらず、下刈りは断念。

冬の木護しか見たことのないキッサナーには、8月の木護や農園は何もかもが違うそうです。
そこでパルとモリーと一緒にいのち一番の森まで皆でお散歩
パルもモリーも山に入っていく散歩は大好きです。

は〜いキッサナースマイルです。
鞍岳をバックに皆で
楽しいね〜
パルと一枚。パルは人懐っこい反面、交際は結構淡白です。笑
でも、モリーは、恐がりで、気が小さい反面、楽しかった思い出やキッサナーの臭いはとっても良く覚えているようで、5ヶ月ぶりにあったのに、すぐお腹を出して「なでて〜」とキッサナー甘えます。この写真のモリーもキッサナーにめろめろポーズですよね。笑
これから益々忙しくなるキッサナー、ちょくちょくの来日はむつかしいでしょうが、体に気をつけて元気でね〜

イノシシが〜〜〜〜 また来た〜〜〜

我が家の田んぼの稲穂もようやく顔を見せ始めました。
今年も無事稔ってくれますように

と田んぼを見て回っていたら、うん??? ミステリーポケット
こっちの餅米のほうにも
あ〜〜〜ん涙 どうやらまたイノシシのようです。
どうりで夕べパルとモリーがうるさかったはずです。
夜中だったので、その時はわかりませんでしたが、、、。
覚えているのは、星がとってもきれいだったことだけです。笑
どっちの方角からきて、どっちの方角に行ったのか。
体についた泥が、歩いたあとに残っているので、探偵のごとく捜査 笑
この稲の写真。向かって左には泥は見られませんが、右には泥がついています。
ということは右方向から歩いて来たということか!
ということは、この田んぼの向こう正面の畦から田んぼにダダダダダーと突入し、手前に歩いて来たことになります。あ〜あ
稲が掘り起こされたところは、一応株起こしをしてみましたが、そこまで行くのに、他の健全な苗の根本を歩いていくので、根がブツブツ切れてしまいます。
起こしてみても、泥だらけなので、どこまで有効なのか?
今度イノシシが入っても、田んぼには入らないほうが良いよな〜と思うことでした。

家だけかとおもったら、他の人の田んぼも被害が出たらしく、今日は電気柵の準備をするところもありました。

お〜い イノシシくん。どの田んぼの稲がおいしかったですか?笑 

2011年8月27日土曜日

森の下刈りやってます。

8月25日から、「いのち一番の森」の下刈りをやっています。
今日で3日目です。

23日までの雨が嘘のようなお天気が続いています。
あんな豪雨だったらとても下刈りは出来ませんでした。


25日 
平島さんに、佐渡さん、明人さんに佐代美さん、初参加ではありますが、市原さんと山仕事経験豊かで気心の知れたメンバーだったので、開始時間を30分繰り上げて、8時30分から作業開始。
森の一番奥から刈り始めました。
去年習った鎌研ぎを思い出し、切れなくなったら、刃を研ぎます。
初参加の市原さん。
26、27日は佐渡さん、平島さんと我が家のメンバーで。
いろんな種類の草や、ツル、萌芽がありますが、全面きれいに刈る必要はありません。
一年草などは、冬になったら枯れますし、木が育てば日陰になって自然に生えなくなります。
またむやみに刈ってしまうと、豪雨の時などに表土が流亡してしまう原因にもなります。
下刈りも奥が深いです。

で今回のターゲットは
            茅
クマイチゴ、ヌルデ、ツルコウゾ(問題です どれがどれかわかりますか?) 
ちなみに地表を這うように茂っているのは、冬イチゴの蔓です。これは、大きくなりませんし、地表保護のため残します。

ヤマフジ
蔓コウゾ
でそんな蔓類を放置しておくとこんなになります。
これは枝条のうえですが、植えた木に巻き付いてくるのを防ぐために、ひどいところは刈り込みます。

そんな作業ですが、合間にはお勉強会も
向かって左がイイギリ、右がアカメガシワ
両方とも刈って良いのですが、イイギリのほうは高木になるので、植えた木の邪魔にならない程度に残しておくと、日陰を作り裸地が少なくなるので、森の管理がしやすくなります。

また、いろいろな木の萌芽が確認されます。植栽した木の生育状況や地形を勘案しながら、時には多様性の確保のため、残すこともあります。
以下その一例
これは山柿の萌芽。小さな実がなります。周りに雑草がいっぱい茂っていますが、どれだかわかりますか?笑
これは椿? 榊? これも所どころ残して
これは馬酔木 春先にきれいな白い花が咲きます。


そして、ついに栗に実が〜〜〜〜 
虫が多いし、イノシシも狙っているので、果たして私たちの口に入ることができるか微妙ですが、生きてるんだ〜!と実感です。
佐渡さん、平島さん、市原さん
市原さん来年もよろしくお願いします。

25日下刈り初日。
作業が終わって、汗を流し、久しぶりのお天気に庭で飲み会が始まりました。
17時30分
18時20分 片付けの終わった順一も加わり
18時50分きれいな夕焼け空のもとで
食事も外でとりました。
19時30分 日が沈んでも続きます。
本当に気持ちよかったです。

2011年8月23日火曜日

14日からずっと雨です。涙

今日も雨だ〜。
全く凄い。よくこんなに水が天に貯蔵されているもんだと、、、。
改めて自然の、神の、人知を超える何かの大きな力を感じます。

14日からず〜っと雨です。
周りの空気は冷たいのですが、湿度120%含んでますというくらい湿気が凄い。
こんな時は、迷わず森造くんに協力をお願いします。
17日から毎日活動中です。笑
            薪ストーブの森造くん。
 wood fire stove works in my house, mid summer too. as a drier~ hahaha


雨のやんでいたちょっとの時間に、モリーとパルに、薪ストーブで茹でたトウモロコシのお裾分け。モリーもこのごろは前足を上手に使えるように。笑
パルくんは、得意のポーズでおねだり。
だいたいこういう顔をする時は、何かかなえてほしい欲求がある時です。
特に食べ物について。笑
「お母さ〜ん。トウモロコシ以外にも美味しいもの持ってるでしょう! ちょうだ〜い。」
「I know kazue has good snack! please give me some~ I love you kazue~」hahaha
20日、21日には福岡からお客様
連日の雨で、お布団もじっとり。乾燥機をかけたり散らかった部屋を片付けたりしてたら、頭が働かなくなったのか、皆の写真を撮るのをすっかり忘れていました〜。

こんな時、友達もブログやってると助かりますね。
詳しくはこちらで↓(笑)

ゲレックさん家族にもついに我が家に来ていただくことができて良かったです。
でもびっくりしました。ゲレックさんは生まれて3〜4ヶ月くらいの時にお坊さんの家に 養子に出されたのですって。10歳くらいになった時には、自分の境遇について、とても悩み苦しみ、葛藤があったそうです。
私だったら、自分を捨てた(子どもにとったら、たとえどんな理由があろうとも、捨てられたと思うでしょう?)親とまたわだかまり無く話せるようになれるだろうかと、ずっと恨み続けるのではないかと。

そんなゲレックさんからお土産にもらったのは、チベットのお母さんが一生懸命とってくれた山野草の根。
漢方薬にも使われるそうですが、わだかまりを超え、海を渡って来たこのお土産には、薬以上の愛を感じました。


昨日、網戸に面白い生物が。なんでしょね?


2011年8月18日木曜日

人間を生きる覚悟

何故かわかりませんが、この4、5ヶ月私の頭の中に「うつ」とか「トラウマ」とか「PTSD」とか言う単語が頻繁に浮かんできます。
あともう一つ「チャクラ」
どうして〜と考えていたら、ある本に出会った。

五木寛之の「人間の覚悟」という一冊。

鬱、かなし、トスカ(ロシア)、サウダーデ(ポルトガル)、恨(ハン 韓国)、
悒(ゆう 中国)、みんな同じような意味らしい。

この本の中に見つけた一節から以下引用

韓国では、「恨(ハン)」という言葉があります。字義としてうらむ、かなしむとありますが、私は、これは韓国の貴重な民族文化の一つだと考えています。
「恨」というと、呪術的な占い師に頼るような感覚を連想する時もありますが、それだけではありません。何千年という歴史の中で考えると、半島というのはやはり苦しい場所なのです。
長い何千年の歴史のなかで、飢餓と凶作、伝染病と疫病、内線と戦争、そして植民地支配と、ありとあらゆる苦難が津波のように繰り返し襲ってくる。そういう中で最もつらい傷を負うのは結局老人と女子どもを含めた庶民たちです。
(中略)
それほど恐ろしい記憶、長い歴史の中で繰り返し、血と涙を流した記憶がトラウマとして焼き付けられ、母から子、子から孫へ精神的な遺伝子として残るのはあたりまえでしょう。
(中略)

お前もいずれは大人になっていくだろうが、大人になるということはいいことばかりじゃないんだよ。大変なことがいっぱいあるんだ。ある時不意にこれという理由もなく、思い当たる原因もないのに、何ともいえない無気力感、憂鬱な気持ちの中にストンと落ち込んで、どうにも抜け出せなくなることもある。
それがしばらくつづくと、ついには血のつながった家族、きょうだい、肉親も赤の他人みたいに感じられて、母親さえも敵のようで、幼なじみの友だちや仕事仲間は全員がライバルのように思われてくる。そして子どものときから将来の夢だったこともつまらなくなり、しまいには自分なんかこの世にいなくてもいい、クズだと思うようになってしまう。
人生ではじめてそういう状態に出逢うと、だれもが驚きあわてて、自分は精神がおかしくなったのではないかと不安に怯える。気のつよい人間は、負けるな頑張れと自分を叱咤激励し、プラス思考で乗りこえようとする。要領のいい人間は、楽しいことをしてやり過ごそうと姑息な工夫をするだろう。でも、結局は何をやってもだめなのだ。
人はすべて「恨」というものを心の中に宿している。何とも言えない気持ちを感じているそのときは、「恨」が目を覚まして、大人になったあんたのところへ訪れてきた瞬間なんだ。「恨」はやがて去っていく。
だけど「恨」が活動している間はどうしようもない。だからそういう時には、無理に肩をそびやかせて強引に「恨」をやっつけようなんて考えず、肩をすくめて、背中を丸めてしゃがみ込み、「あーあ」と体全体からため息を三度、四度、五度六度でも繰り返してつくがいい。
そうやって体全体でため息をついていると、不思議と一瞬、束の間だけれど「恨」の重さがふっと軽くなった気がする時があるだろう。そしたら、とりあえず立ち上がって歩いていけばいいんだよ。
大人になってそういうことがあったら、「そういえば母さんがこんなことを言っていたな。ああ、これが「恨」というものか。「恨」が自分にやってきたのは、大人になった証拠なんだ」そう思いなさい。
以上引用終わり。

「あ〜、人は生まれながらに、こういう因子を持って生まれてくるんだ。」と思ったら、何だかため息つくのも楽になった気がする。


そしてもう二冊。
この前熊本市内に出かけた時に巡り会ったのですが、順一と私と一冊ずつ買いました。

チャクラについてもいろいろ解説があって、直感力を育てるためのエクササイズもたくさん。
でも一番大事なのは継続だそうで、、、。
いつか成果を報告できるでしょうか? 笑