2009年11月1日日曜日

名曲の花束

今日は、以前から楽しみにしていたクラシックコンサートに出かけました。
お天気も雨なので、外での作業は出来ませんから、お陰で心置きなく出かけることが出来ました。(笑)

ブルガリアを代表する弦楽オーケストラ ソフィア・ゾリスデンと、アイザック・スターンが「真の才能」と絶賛したミラ・ゲオルギエヴァの共演です。

といかにも通のように書き出しましたが、どちらもこれまで聴いたことはありません。(笑)
でもアイザック・スターンのバイオリンだけは、宮崎室内楽音楽祭で5年ほど聴き続けましたから、彼が絶賛したというバイオリニストの演奏にとても興味がありました。

もともとクラシック通ではありません。そんな私がクラシックのコンサートで眠らなくなったのは(笑)、スターンのバイオリンを聴いてからです。初めて聴いた時には、何と自然に涙が出てきてしまいました。
スターンのバイオリンは彼の心と直接に繋がっているようで、気持ちが乗っている時の音とそうでない時の音は、私にでも聞き分けられるくらい違いました。

それほど気持ちが乗っている時の音は、桁外れの波動が出ていたとでも言うのでしょうか。とにかく鮮烈な印象を植え付けられました。

クラシックコンサートは6年ぶりくらいです。
順一もソフィアの演奏に、とても感動していました。

日本でクラシックというと何か特別な分野という印象もありますが、歴史、文化の違いなのでしょうか、ソフィアの演奏を聴いていると、日々の暮らしに溶け込んだ心温まる音楽という印象でした。
そういえば、スイスのシモンもニーナも、そしてその家族の皆さんも何かしら楽器を演奏することが出来るといっていましたっけ。
ミラの演奏も素敵でした。彼女のCDのタイトルにもなっている「愛の挨拶」は、一昨年亡くなった祖母の99歳のお祝いの席で、いとこの子供のゆうこちゃんが、曾おばあちゃんのために演奏してくれた曲で、その時のことを思い出させてくれました。

芸術の秋真っ只中の昼間の公演でしたので、県内各地でさまざまなイベントや学園祭が開かれているからでしょうか、会場は半分も埋まっていませんでしたが、集まられた聴衆の皆さんの演奏者に対する姿勢は、とても真摯で、演奏が終わると、惜しみない拍手を贈っていらっしゃいました。
お陰で、アンコールに答えて、小品を4曲も演奏してくださり、とてもリッチな秋の一日になりました。
















帰りに、熊本県立芸術劇場だけで買える?「KENGEKI BRAVO」というシュークリームを買って、知人からいただいた安心院のスパークリングワイン「すぽーん」と一緒に、アフターコンサートも楽しみました。(笑)

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