2009年11月7日土曜日

森づくり活動事例発表会

今日は、NPO法人「いのち一番の森」の活動事例発表の日。
本番は夕方16時位からでしたが、13時30分からの講演を聴くため、早めに家を出ました。
講演の演題は、「多様なセクターが参加する美しい森林づくりの展開」
講師は東京農業大学教授 宮林 茂幸さんという方でした。

今大切なことは、森林を守るために、木を使うことだそうです。
そしてあらゆる意味で安全な社会を築くことだそうです。
この「あらゆる意味で」というところを補完する為には、あらゆるセクターが参加することが必要なのだと思います。

日本の杉材は世界で一番安いのだそうですが、にもかかわらず、ロットや規格の関係で倍以上もするアメリカからの輸入材が使われることが多いとのこと。だから益々安くなる。
国内で消費されている木材の80%は外材なのです。
木を使えば森が手入れされる。そうやっていい循環を作っていかないといけません。

他に
◎日本も酸性雨の影響を強く受け始めている。雨が降り始めて最初の10分間は酸性が強いので、雨に濡れないほうがいいとのこと。そういえば以前大分の赤峰勝人さんが、雨のPHはもう4.7位の酸性だといってたっけ
手入れされていない人工林は、杉にストレスがかかっているので、子孫を残そうと花粉をいっぱいつけてしまう。
◎木材は構造材として使うこと。合板などにして使っては元も子もないとか。
確かに屋根の野地板を張るときに大工さんや瓦屋さんが、合板にするとすぐ水分を吸ってべこべこになり何年も持たないといってたな~。(ちょっと意味が違う? 笑)
◎人一人が一年間に出すCO2を吸収するには杉23本分、車一台のCO2だと杉160本必要。
◎つまらない講義を聴いている時は、脳は20%くらいしか機能していないけれど、森の中を散策している時は80%くらい働いている。

◎最後に、先生の言う豊かさの指標とは「お金」「物」「時間」「ハート」だそうです。
うちの場合は、お金は無い(笑 だって「たけのこ生活」ですから。)「物」をどう捉えるかですが、うちは豪華な調度品とかはありませんが、土地は少しあります。「時間」はたっぷりあります。(笑 でも使い方が問題ですが) 「ハート」は農園の名前にもしたように、無いものを補えるよう頑張ってるつもりです。
そう考えると、うちって結構豊かかも。これで物々交換とかしてくれるようになれば、結構いけるかな~(笑)

聴講者がたった一人ということではありませんからね。(笑)


                    宮林先生
順一の発表 NPOの設立から植林、下草刈りまで写真を交えて発表しました。
でも何か睡眠学習してる人もたくさんいた。(笑)
八代の団体の発表。川の生まれるところまで旅するお話。自分たちでセリフをテープに吹き込んでいたけど、声優さんが話したみたいにすっごい上手でした。
最後に熊本県立聾学校の子供たちの手話による歌。もう17時30分を過ぎていて、お客さんも少なくなっていたのに、元気に明るく発表してくれました。この子たちのほうが私なんかより(って比べること自体失礼か!)ずっと「魂のレベル」高いに違いない!
聾学校の子供たちは、いのち一番の森の植林にも来てくれたんですよ。他の団体の皆さんと一緒にみんなでピース!
最後に子供たちに元気(いのちの素)をたくさんもらって帰ってきました。

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