私たちは11日に挑戦しましたが、結局その日は火熾しには成功せず、今日はリベンジです。
でもやっぱり難しいです~。
順一がギブアップした後をひきついで、一心に弓を弾いていました。もうだめだ~と思ってやめたら何やら黒いものがコンクリートの上に!
「フィリップさ~ん失敗しちゃった~。折角ここまで出来たのに、コンクリートの上に落ちちゃいました~。」と嘆いていたら、「大丈夫、あなたの火の赤ちゃんを大事に育てていきましょう!」
といつもの腰ベルトからさっとナイフを出して、スギ板の上に。

そして枯れ草を集めて火種を移していきます。
追い風を背に受けるように立ち、枯れ草をやや立ち上げるように持って、優しくやさしく火を熾していきます。

まだまだ、強く吹きすぎてはいけませんよ。
優しくやさしく。横でフィリップさんがずっとアドバイスし続けてくれます。

頭に山尾三省さんの「火を焚きなさい」の詩をづっとリピートさせながら
今度はもう少し強く吹いて

やった~炎が出た。
これで私も少し人間に近づけたかな?

フィリップさんが持っている火熾し道具のいろいろ
これは火打ち石

これはマグネシウム棒 スカンジナビア半島では極一般的なものだそうです。


フィリップさんは、アメリカ PRIMITIVE ORGANIZATIONの会員でもあるそうです。
近代文明にどっぷり漬かった私たちが、すっかり忘れている原始の知恵をたくさん教えていただきました。
そして、やっと火が熾ったので、ダッチオーブンでパン焼きです。(笑)

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