2010年2月24日水曜日

刈払機、チェーンソウ安全講習会

今日は熊本県菊池地域振興局の主催で、農林業に良く使う機器の安全講習会がありました。

日本ではホームセンターで気軽にチェーンソウなんか買えてしまいますが、外国ではきちんと安全講習を受けてからでないと、購入する資格がありません。
順一も、木護に来て、すぐチェーンソウを購入しましたが、使い方についてきちんと教えてもらえる場所も機会も知らなかったので、困った度に集落の人や、知り合いの人に教えてもらって今日まで来ました。

私は、刈り払機を2回くらいしか使ったことがありませんが、今日は順一と一緒に参加していろいろお話をお聞きできてよかったです。
まず、一番良かったのは、「何でそんなものがいるの~」、「また買うの~」と言っていたのが、「やっぱ何でも日ごろの手入れが一番、壊れんようにするには、こうしないといけないのね~。」と確認できたことです。

午前中は座学
危機管理について重点的に














午後は、自分の持参した機械を分解して、点検の実技



















チェーンソウ用(左)と刈り払機用(右)のプラグ
特徴の違いわかりますか?
逆にしても使えますが、効率が悪く故障の原因になるので、機種にあったプラグを使用することがポイント。














計測機を使ってエンジンの回転数を計測
Lowで2600から2800回転に調整しなければなりませんが、参加者の皆さんいずれも回転数が高すぎ、調整しました。

でもこの計測機は一台2万円近くするので(そんな投資できませんからね~。講師の先生もおっしゃっていました。)、普通の農家の人は耳で回転数を聞き分けられるようにならないといけません。














家のも高すぎたので、調整で~す。



















これは、燃焼オイルのフィルターの掃除。
これもこまめにしておくことで、故障が防げます。














これは、プラグのお掃除
いつも二つ用意しておいて、定期的に交換しながら使うと、プラグの寿命も長くなるし、故障も少なくなるとのことでした。



















林業の専門家の人など、今日の講習会のような機器を良く使う人は、燃焼オイルは、ハイオクよりもレギュラーガソリンの方がカーボンの排出量が少なく、機械に負担が少なくて長持ちするということでしたよ。
そして、これからは環境保護の立場から、混合油を使う機種は製造中止になり、ガソリン専用の機種しか製造されなくなりますからねとのことでした。


次はチェーンソウの歯の研ぎ方
両端が適正な歯の形

右から2番目は上の歯を削りすぎ
(うまく歯を研げない人の20%がこんなかたちに研いでしまうそうです)。
右から3番目はたての歯を削りすぎ
(うまく歯を研げない人の80%がこんなかたちに研いでしまうそうです。




























研いでいくとどうしても歯の大きさが不ぞろいになってしまいますが、全ての歯が出来るだけ同じ大きさになるように研ぎあげること、そして全ての歯をきれいに研いだら、歯の反対側の黒い部分(デプス)にゲージをあて、高さを合わせて研ぎおとし、丸く仕上げること。ここまでやってやっと歯磨き終わりで~す。


向って左が、チェーンソウの使い方を熟知している人が、きちんと歯を研いで、最後まで使いきったソーチェーン。右は使い慣れない人が、うまく切れなくなったからと交換を依頼され、まだまだ使えるのに処分されたソーチェーン。

ソーチェーンは安い物でも一本4000円位するんですよ~。研ぎ方を身につけるだけでも随分エコですよね。



















最後に、丸太切に挑戦。またまた回転数が高くて調整中です。(笑 じゃなくて真剣)














歯の研ぎ方や力の入れ方の癖で、切り落とした部分のかたちや、のこくずとても違います。
熟練まで頑張ろう!














何でもそうですが、やはり日ごろの手入れが一番ですね。
使いっぱなしが一番いけません。反省・反省

それと、何でも力任せじゃなくて、機械の声を聞き分けられる感覚を磨くことも大事ですね。
で、私もチェーンソウ使う? やっぱこれは怖いです。
刈払機は? う~ん使えるようになれば随分能率が上がるでしょうね。検討事項(真剣)

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