2011年3月19日土曜日

福島原発 民間情報

今日は竹のお稽古。
今月いっぱいで講師の中島司先生が勇退なさるので、午後6時からはその送別会が開かれた。

何年ぶりかで日本料理の懐石をいただいたが、料理が運ばれてから、食事が始まるまで30分。みんなが揃うまでお預け状態。自分の前の料理がどんどん味が落ちていくみたい。おまけに店に入ってすぐ、板長らしき人が、自分のすったタバコをお客さんの目の前で灰皿に投げ入れるのを見てしまったから、その時点でこの店の料理に対する意識の低さを感じてしまったので、いけません。みなさんおいしいね〜と言われるのを「ふふふふふ」と笑顔でかわし、それでもせっかく作られたものを残すのは食べ物に対して申し訳ないと、人の分までいただいてしまった私です。

たぶんもうこのお店には行きませんけど。笑

ところで、今日の本題はそこで入手した福島原発関係の民間レベルニュース。
講座のお友達の妹さんは千葉在住。妹さんのご主人は今まさに福島原発3号基に空中から海水を運んでいる自衛隊のヘリコプターの整備士さんだそうです。この作戦が始まってから家に帰れることは無く、ご主人からは一時も早く子供を連れて熊本の実家に疎開してくれと言われていたそうです。
自衛隊の官舎の皆さんも疎開の準備をしている方々が多いそうです。妹さんも子供たちをつれて明日熊本に帰ってくるそうです。一時の疎開でなく子供さんの転校も考えての里帰りだそうです。電気はどうにか届いているそうですが、トイレットペーパーや紙おむつなどの生活用品が殆どなく、実家のほうでも準備して送ってやろうとしたそうですが、熊本市内でも既に品薄状態になっているそうで、揃えるのに苦労したと言っていました。
また府中に住むいとこさんも、度重なる地震に熊本に帰ってきたいと考えているそうです。

でもそんな妹家族の情報を知っている彼女も、今日のほうれん草や牛乳の汚染のニュースを聴いても「なんかCTスキャン一回分くらいなんでしょ。」と軽い返事。
CTは体外被爆だけれど、放射能で汚染された食べ物を摂取するということは、体内被爆と言って同じ線量のものでも体外被爆の一兆倍になると言われている。殆どの国民はそのことを知らされていない。あ〜〜〜〜。

で、もう一人の講座受講生は「あんまり深刻に考えなくても良いんじゃないですか。だって今毎日食べているものだって何が入っているかわからないんだし。」という達観したお答え。
こだわらないことは良いことかもしれないけれど、何だか少し軸が違っているような気がする。でも今はこういう日本人の人お多いんだろうなと感じた。

で帰って来たら、順一がMLで、4号炉にはプールに亀裂がはいり冷却水が漏れている可能性があり、もしこのような状態なら打つ手は無いというアメリカの物理学者の見解や、相変わらず意地を張ってアメリカなどの特殊部隊に支援要請しない日本政府、英国がタイムリミットまであと48時間と言っているのに、対応をかえない東電というニュースを見つけていてショックを受けた。

もし日本政府や、東電の作戦がうまく行ったとしても、向こう2年間冷却し続けるということが条件らしい。みんなその間にまた大地震があったらどうするんだとあきれている。

危機管理っていったいなんなのでしょう。私には東電も日本政府も信じられない感覚の持ち主の集合体です。
早くコンクリートで固めて、完全廃炉にして下さい。心からの祈りです。

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