2010年10月29日金曜日

決行

すごい風です。ゴーゴーという音で、夜中に何回も目が覚めました。
掛け干しの稲大丈夫かな~と思いながら、こんな風じゃスズメバチも大変だろうな~・・・・!?!?!?!?

ということはもしかして! こんなメッセージに突き動かされるように午前5時45分 がばっとベットから起き上がり、懐中電灯をもってお風呂場の外へ。やっぱり! しばらく軒下を観察していましたがスズメバチが飛んでくる様子はありません。

まだ暗いから寝ているのか、この風で身動きが取れず帰巣できないのか、そんなこと調べている余裕はありません。もし強風のせいなら今日しかないし、暗いせいなら今しかありません。どちらにしても今日の今が二度とないチャンスだと順一を起こし、状況を話し私の考えを説明しました。

どうする? 順一も巣のあたりを見て、決行することにしました。

道具は? 通路をふさぐのに木工用ボンドを使うか、シリコンを使うかで意見が分かれました。
順一はボンド派、私はどちらかというとシリコン派。協議の末ボンドでいくことに。

どちらが作業をするか? 不幸にも蜂に刺された場合を考え、私は順一を運べませんが、順一なら私を運べます。それで私が担当することに。

できるだけ白い色(蜂が寄って来ない)のダウンのジャケットやズボンを着用、虫除けネットのついたつばの広い麦藁帽子に長靴をはき、手袋は3重にしました。

「スズメバチさんごめんなさい。悪気は無いのです。家の周りじゃなくて森の中ならこんなことしないんです。許してください。」とお祈りをし、いざ出陣と決意したら、順一は手にデジカメを持ています。
「そんなもの持ってないで、懐中電灯で照らしてよ!」
記録なんかより、あちらもこちらも命がけなんですよ!(真剣)

巣の出入り口になっているところに、一匹だけお尻を外に向けて蜂がいます。見張り役なのでしょうか?
気になりますが、一気にやってしまえば大丈夫と思い、ボンドをドバー~~~~ところが、角度が悪かったのか、粘性のせいなのか下にどんどん垂れてきて通路をふさげません。
「ねー!ヘラみたいなの無い?速く!」 ボンドについていたへらを使ってもらちがあかず、台所から料理用のヘラを持ってきて垂れるボンドを通路に持っていこうとしますが話にならない。

「シリコン持って来て! 速く!」 

この頃には夜も白んできて、2,3匹蜂が飛ぶようになっていました。
速く!速く! シリコンガンで中身を押し出そうとしますが出てきません。「中身固まってると?うそ~ (号泣)」 何と容器の栓が閉まったままでした。全くこの緊急時に! しっかりサポートしてよ!

ようやくシリコンが出てきて、通路の入り口やその周辺に充填していきました。木工用ボンドがモッテリした天ぷらの衣とすれば、シリコンはちょっとやわらかめのパン生地みたいな感じです。案の定うまくいきましたが、一度に出てくる量が少ないので(これは容器の切り口の大きさで決まるから、もっと大きく切っておけばよかったのですが、即決速攻だったので、素人にはそこまで気が廻りませんでした。)手間取っている間に、だんだんスズメバチの数が増えてきました。私の洋服にも止まるようになってきたので、できるならもう少しと思いましたが、ここで終了。退散です。

4,5メーター離れて見ていましたが、見る見る蜂の数が増え、50匹くらいブンブン飛んでいます。2匹くらい通路から中に入ったかもと思いましたが、大多数は軒下で右往左往しています。

後は運を天に任せるだけです。通路がうまくふさげていなくてもボンドやシリコンの臭いで住みづらくなってっいるかもしれないし、夜は寝ているんだったら、また明日の明け方退治してみます。

「スズメバチさんが出ていって、安全になりました。ありがとうございます。」お祈りしました。

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