2011年4月21日木曜日

放射能汚染

福島原発の安定化までいったいどの位の年月がかかるのか。
日本は今世界一の問題児。

政府は原発20キロ圏内とか30キロ圏内とか避難指示とか言っているけれど、地球は丸く、風も吹いてる。放射能がどのように拡散しているのか確認しておかないと。

以下はドイツが公開している放射能拡散予測

熊本の近くには、佐賀、鹿児島、愛媛に原発がある。
福島をそれらに置き換えて拡散予測上の地図に落としてみると、、、、。

汚染は風向きや地形によってまだら状に広がっているということを知っておきたい。
福島だけが放射能汚染ではなく、他の地域も福島とかわらない位汚染されている場所もあるのではないか。昨日の予測では、首都圏も一時一番高レベルだった。それなのに福島の人だけに心ない誹謗中傷やいじめをするのはお門違いというもの。

また福島の農産物は放射能に汚染されているとの風評被害という記事を良く見かけるけれど、風評被害と言い切っていいのか。
先日ツイッターに紹介された福島県農民連盟事務局長 根本 敬さんのメッセージをコピーしました。

〈原発・核兵器 私たちの未来 特別シンポに寄せて〉
福島を放射能で汚した東電はあらゆる損害を補償せよ!

        福島県農民連事務局長 根本 敬(ねもと さとし)

農家の動揺が収まりません。
私たちは、原発事故の「被災者」のはずです。
ところが、放射能汚染の土壌調査結果が発表されると農家のあせりと不安をかわすために前のめりとも言える状況が広がり、一部の地域を除いて、行政・農協が農作業の自粛を解除した。

しっかりとした調査と分析、その後の対処も曖昧のまま作るか、作らないかの判断が農家に任せられてしまった。
「危ないとわかっていても、つくらないと損害の対象にならない」こんな馬鹿げた話があるでしょうか。

まだ原発事故は収束の見通しもたっていないのです。
放射性物質の飛散は止まっていません。
土壌の汚染は続いていると思います。
作物の汚染も続いていると思います。
政府がいう「直ちに体に影響を与えるものではない」という暫定値だけが一人歩きしています。

私たちは、安全が「担保」されていない状況でものを作っていいのだろうかと毎日揺れています。
消費者の過剰な反応を「風評被害」だといいます。
いま現実に起こっていることは、根も葉もない風評ではありません。
東電が起こした原発事故による放射能が大地と作物を汚染している実害です。
「風評被害」で片付けることは、消費者に責任をなすりつけ東電を免罪することです。

心ある方々から「福島の産品」を買い支えたいという申し出がきます。
こういうみなさんに、私はこう応えています。
「お気持ちはうれしい。でも、みなさんにお願いしたいのは東電はあらゆる損害をすべて補償せよという世論を消費地で起こしてほしい。
私たちが安心して作物を作れるようになるまで運動を継続してほしい」と。

私たちは、豊かで美しい福島を取り戻すために農民として生き抜く覚悟です。


心ある農家さんのために、私が出来ることは何だろう。

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