2011年6月19日日曜日

Tattva Bodha の祈り

今日は、ヨーガの先生からヴェーダンタ(インドに太古の昔から伝わる、宇宙観、人間観の教え)の勉強会があるという情報をいただいたので、初心者ながら夫婦して参加してきました。
講師は、京都在住の Cetana チェータナさんです。
日本人の方ですがインドで3年3ヶ月ヴェーダンタの学校に通い、ヴェーダンタの教え、サンスクリット語、チャンティング(サンスクリット語で書かれた教典の教えを唱え祈ること)を学んで来られました。
2006年帰国後、日本でヴェーダンタの教えを広げておられます。
詳しくはこちらのHPで

これまでにも、ヴェーダンタの教えは、本や来日されているスワミ(教えを授ける先生)から伺ったことはありますが、サンスクリット語から学ぶのは初めてです。

サンスクリット語で書かれた教典の教え(詩のようなもの)を一行ずつチャンティングしながら、一語一語に込められた意味を解きほぐして行きます。
チェータナ先生(チェータナはインドで学んだ時、師のスワミ ダヤーナンダ先生からいただいた名前だそうです。)は、ヴェーダンタの教えを学ぶには、日本語から入るのではなく、サンスクリット語から入るのが最善だと言われます。そもそも日本語に訳された時点でヴェーダンタの教えから乖離している場合も多いと、、、。

例えば、ヴェーダンタの教えで、「すべての欲を捨てなさい」と解釈している本があるけれど、実はそうは言っていないそうです。
幼児が「ガラガラ」から「三輪車」に興味を移し成長して行くように、自分の成長や生活に必要なくなった物は手放しなさいというようには言っていますとのこと。(これもまた私が聞いて、私なりに解釈した物なのでちがってるかも?)

ということは、私が仕事を辞めたのは私にとって必要な選択だったということかな〜?
そういうことにしましょう!(笑)

ヴェーダンタの教典の初歩のTattva Bodha の最初の6行くらいまでしか進めませんでしたが、何度も何度もサンスクリット語に触れましたので、チャンティングする意味が何となく肌で感じられたような、そんな感じです。

順一もサンスクリット語から学ぶということに深く惹かれたようです。

ただ教典の中でも言われているそうですが、ヴェーダンタの教えは、それをうけいれるだけの準備が出来た人に与えられるとか。
世界に有名な哲学だからとか、面白そうな知識体だからとか言うのではなく、心の奥深くからそれを得たいという何かの気づきがあった人なのだろう思うのですが。

ヨーガは、健康維持や増進のためのフィットネス運動だと思っている人も多いのではないかと思いますが、ヨーガは、ヴェーダの教えにある「私を超えた私」、「宇宙の真理」を感じ実践して行く暮らしであり、先生によれば、ヨーガというライフスタイルを生きることで、その人たちの神聖な美しい知性にまたヴェーダンタの宇宙観が宿るのだとか。

今日19日は、脱原発関係の集会やデモがいろんなところであって、どうしようか迷っていたのですが、私たち夫婦にはこの講座を受けたことが最良の選択だったと思います。

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