2010年12月11日土曜日

御願ほどきと座祭りそしてパルとモリー 

今日は、御願ほどきと座祭りの日
担当は村の「年行司」
山の神様に今年のご加護を感謝し、座(農業用水路を基本にした村の組織、年行司、自治公民館単位の組織とはまた別のものだが、木護では構成メンバーは同じ。まあ自治公民館組織より歴史はふるいと思う)の労をねぎらう日。

夕方仕事を片付け、山の神様におまいりしてから参加した。
山の神様にお供えしたごはんと煮しめそれにお神酒のお下がりをいただき、あとは宴会。でも今回はちょっとまじめにお話し合いもあり。

今年村に転入してきた人で、田んぼを作っていない人がいるのだが、その人を座に入れるかどうかの話し合い。水路を使っていないのだから入る必要はないという人と、同じ村に住んでいるのだからお互い助け合っていけないかという人と。
既に田んぼも作っていないのに同じ村に住んでいるのだからと2世帯が参加してくれているし、他の集落でもそうやって助けあっているのが現状だからと、すんなり新メンバー参加決定。

2世帯一組になって組んでいた年行司も組み合わせ変更になり、我が家は前の順番では来年だったけど、3年後に変わりました。

それからわいわいがやがやにぎやかに宴会は続き、私は10時頃帰って来ました。宴会で聞いた話では何でも、今年、以前から村に住んでいる人と、村を出て菊池の町や他の地域に出て行った人との親睦会があったとかで、その名も「木護会」。思いのほかたくさんの人が参加されたようで、来年以降も続けようと盛り上がったらしいです。活気が出てきていいお話ですね。

さてさて、パルとモリーですが、今朝も一悶着。結局流血戦になりました。と言ってもティースプーン一杯くらいですが、見てるこちらはおどおど。

やっぱり雄同士なので、順位争いは避けられません。モリーの力がついてきた様子に、パルが危機感を募らせたのでしょう。でも私が見ても強いのはモリー、結局パルは鼻の頭から一センチくらいのところと唇をかまれ血を出してしまいました。

座祭りでも村の人から、「決着がつくまでやらせんといつまでも続くばい。心配せんでも殺すまではせんけん。人間じゃったら殺すけどな。(この文句ちょっと怖~ 汗)」と言われ、「血を見るのがいやじゃったら、動物は飼わんこったい。」とも言われました。
わ~~~~ん。涙

今回は、私がそれ以上見ていられなくて、二匹を引き離したのですが、決着ついたのでしょうか?
その戦いの後、パルはモリーに近づこうとしませんでした。一方モリーは自分が勝ったにもかかわらず、何か不安そうです。モリーは体力は強い割りに気が弱いので、状況が飲み込めていないようでした。

パルがこの事件で自分の位置を確認し、もうモリーにはむかうことが無いよう。またモリーが本当の自分の実力に気づいたとき、パルをいじめることが無いよう祈ります。

ちなみにこの文章を書いている、12日朝の散歩では、以前のように2匹一緒に散歩に行けました。
でもモリーはいつパルに飛び掛られるのではないかとびくびくしてるし、パルはモリーに近づかないよう遅れるし、途中いい感じになって二匹寄り添うように歩いていてもいつ何が起こるかわからないので、リードを持っている私も気が抜けません。「本能」をうまくリードしていけるよう犬も人間も訓練が必要です。

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