2011年11月13日日曜日

内山節講演会

秋はあちこちで催事があり、退屈しませんが、行きたいものがいくつもバッティングするのもつらいですね。

そんな中、今日は水迫の近くにある県立菊池少年自然の家の秋のお祭りと、哲学者 内山 節さんの講演会に行ってきました。

菊池少年自然の家はすぐ近くにあるのですが、行ったことがなくて、良い機会だからと初めて行ってみました。

国道から3キロほど山に入っていきますが、到着すると見晴らしもよく、清々しい場所でした。
子どもたちの収穫したサツマイモで作った大学芋やおさつスティック
芋に目のない順一は、列に並んで早速ゲット。うれしそうな顔!
加工された皆さんはお料理上手なんですね。とってもおいしかったです。
水迫の料理名人にもお会いしました。
この方熊本の食の名人にも選ばれていらっしゃるんですよ。お得意はユベシです。まさに今がユベシには絶好のシーズンですね。
今度味噌の仕込みをしたいので、いろいろ教えていただいています。

午後は内山節(たかし)さんの講演会へ。
今の日本で信頼できる哲学者の一人です。
お話も穏やかで、どちらかに偏ったりという内容ではありません。
原子力についても、放射能問題についても、TPPについても、皆が○○○○かもしれない、とか○○になったらどうしようとか、想像の域をでない情報に右往左往して不安になってる。だれも結果を知らないのだから、賛成であれ反対であれ自らよく勉強して情報を集め、自分の頭で考えることが大切。特に賛成だ!とか反対だ!とか考えが固まってしまうと、それ以上情報を集めたり勉強しなくなるのが問題だと。
これからの世界は、何かを作ろうというのではなく、100年後に何を残したいかというスタンスに立ってデザインしていくほうが良いのではないだろうかと。

またこれまでは仕事のためには家庭も犠牲というのが、一種美徳の様な社会であったが、これからは仕事というものは個人や家庭を犠牲にしないでも成り立つものという考え方のシフト、社会の変化が求められるのではとも。

これを書いている18日現在、ブータンの国王夫妻が来日されているが、ブータンでは仕事は16時までで、後は家族と過ごす時間に充てられるそうだし、国王も65歳定年制とか。考えさせられますね。
私たちが進めているいのち一番の森の活動、生命至上主義の考え方とシンクロする部分が多くて、これからも頑張って活動していこうと元気をたくさんもらいました。

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