2013年3月15日金曜日

私はできるかな〜

東日本大震災から2年、この記憶が風化しないように記念碑などが作られていますが、いずれその記念碑の存在さえ忘れ去られるときが来るかも。
そう思うと、じいちゃんばあちゃんが孫の世話をしながら「昔はな〜」と、口伝えに幼子の記憶に刷り込んでいく、そういう大家族のありかた、大切さを感じます。
三つ子の魂100までといいますから。
まあ,嫌なことも刷り込まれるリスクもありますが(笑)、そこはお父さんお母さんの人徳でカバー。

こぶ平ちゃんオンマはポータブルトイレを使ってくれています。
私の祖母が亡くなった時、「うちの祖母は、死ぬまで下の世話を人にしてもらうのがいやで、はってでもトイレに行ってましたよ。おむつもさせてくれませんでしたね。凄い人でしたよ。」と自慢げに言った事があります。

ところが、微妙な微笑みを浮かべながら「そうですか〜。」と言われただけの人がおられました。その時その微妙さの意味が理解できなくて、「何で?」と思っていました。

今になって、その微笑みの意味が理解できるような気がします。
年を取ると、体の機能が衰えて来ますが、その事がまわりにどのような影響を及ぼすかまで考えが回りません。本人は自分の意志をかなえたいと一生懸命ですが、その意志を実現させてやろうとすると介護する方は、心身の負担に加え金銭的にもとても大変です。

車のシートやカーペットに染み付いた排泄物の臭い、部屋にこもる臭い、トイレに間に合わず、いたるところを汚してしまうかもしれません。それを掃除する苦労、毎日でるたくさんの洗濯物。
私など考えただけでも、その負担に押しつぶされそうになります。

あ〜こういう訳だったのか。

こぶ平ちゃんオンマも最初はとても大変でした。
私が泣いて訴えたこともありました。
最初からうまくやろうとして、私が焦っていたせいでしょう。

一ヶ月経ち、二ヶ月経ようとしている今、何となく落ち着いて来たような気がします。
それでも、失敗してしまうのは、どうしようもありません。

でも、何かいいアイディアは無いかと考えた末、足もとに足形をマークしました。
オンマも「これはなかなかいい考えやね〜」と誉めてくれました。笑
うまくいくでしょうか!

そして思うのです。
災害が起こった時、自分が怪我をして体が動かせない時、私はおむつをして自分の排泄物をその中にだせるか?、自分が用を足した後のポータブルトイレのバケツを人に処理してもらうのに恥ずかしさを乗り越えられるか?

いや〜、そのまま山にこもって入滅する覚悟が無い限り、クリアされなければならない私に課された課題ですね。

で、こぶ平ちゃんオンマの尿取りパットの性能を比較するために実際自分で使ってみなければと思っているのですが、なかなか切り出せない私です。(笑)

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