2013年2月22日金曜日

我が家の居宅介護体制(その1 リフォーム編)

(年の始めの通信に書いて約束したので、気合いいれました。笑)

順一の母の急変には驚きましたが、精密検査を経て、特に問題は無いとの事で、2月5日無事自宅に帰ってきました。

腎盂癌の疑いもあったので、今年の正月は正月気分でもなく、施設はノロウイルスが侵入していて面会もままならず。本当に寂しいお正月でした。母も6月の入院からはや8ヶ月、病院や施設を渡り歩く生活で、精神的にも、、、、。

今まで環境の整ったところで生活していたので、木護での不便な生活よりも、施設の方がいいのではないかと、自宅か施設か随分迷いましたが、母のために一部屋リフォームして居宅介護することで、当分様子を見てみることにしました。

リフォームする部屋は、我が家でも一番いい部屋。四方に開口部があり、部屋からの眺めも日当り風通しも抜群です。
でも私たち夫婦2人では、特に使う予定もなく、また相当痛んでいたので、リフォーム費用もバカにならないので、そのままになっていた部屋です。いつもは畑仕事に行く時の更衣室とか道具置き場になっていました。


BEFORE
入り口のドアは5年ほど前、アルミドアから大工さん手作りの木製ドアに換えてありました。暖房効率を高めるためです。ですが開き戸ですので引き戸にする必要があります。
御覧のとおり、壁もぼろぼろです。
この家を購入したばかりのころは、コンクリート打ちっぱなしの床だったのですが、さすがに寒くて、下足部分をのぞいて床だけはフローリングにしてありました。
天井もこんな感じでした。部屋の広さは14平米くらいです。


AFTER
壁や天井の古い資材をはがし、断熱材を入れ、県産材のスギで貼りました。
断熱効果を高めるため、カーテンボックスも設置。窓もリフォーム窓になっています。


下足コンクリートむき出し部分は、床をあげ、県産材の檜で貼りました。
エコな生活とは反しますが、母のためにはどうしてもエアコンは必要でした。
昨年一昨年は氷点下10度を下回る厳しい寒さを経験しましたので、室外機は氷点下20度でも稼働できる寒冷地仕様のものです。
ドアも引き戸に、これまた大工さんに無理を言って、前の開き戸を引き戸に作り替えてもらいました。開口部はぎりぎり75センチは確保できました。車椅子で行き来するなら80センチ欲しいところですが、まあ気をつければ大丈夫です。

母は自立歩行はできませんので、広さを確保するため手すりはあえてつけませんでした。

天井近くの換気扇は、薪ストーブの暖気を取り込むためです。
ただ深く考えずに、台所用の換気扇を購入してつけましたら、稼働音が結構大きくて、ちょっとうるさい失敗でした。多分ユニットバスなんかに使われている低騒音のものなら良かったかと思っています。
吹き上げた天井を順一がワックス掛け。
リフォーム窓を取り付けているところです。
既存の窓はそのままに、内側にもう一つ窓を作り付けます。断熱効果をさらに高めるために復そうガラスにしました。
リフォーム窓の威力。
この日外は氷点下5度。リビングのシングルガラスは結露で外も見えません。
同じ日、同じ時刻、リフォーム窓を設置した部屋です。
天気の良い日には、エアコンをつけなくても日中は室温20度くらいまでなります。
ほかの部屋もリフォーム窓つけようかなと思っている今日この頃です。

今回のリフォームには、菊池市が「地域経済活力創出事業」という補助金制度を単年度で実施しているという情報がありましたので、その制度を利用しました。
県産材の利用促進、省エネルギー、ユニバーサルデザインなど、今回のリフォームでその制度に該当する工事部分費用の一割は、菊池市商工会加盟店で使える商品券で補助してもらえました。その商品券は、母の衣類やおやつのお菓子(笑)それにポータブルトイレの脱臭剤などの購入に充てています。

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